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和也が畠山家に居候となってから早5年の月日が経過した。
この5年の間、ほぼ毎日に渡り武道の稽古・訓練を重忠とともにこなしてきたため、和也の武道の腕前はかなり上達した。
そんな日々を送っている中で、治承4年(1180年)8月17日に驚くべき情報が流れた。
その内容は、なんと、伊豆の流人であった源頼朝が挙兵し、北条時政に伊豆の目代である山木判官平兼隆の館を夜討ちさせ、その首を取ったというものであった。
(ついに源頼朝が挙兵したか!!早く会ってみたいぜ!!)
和也は、源頼朝の名を聞いて早く会いたいと心が躍った。
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