源頼朝の挙兵

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翌日、重忠と和也達の軍勢は、由比ケ浜までたどり着いた。しばらくすると遠くから別の軍勢がやって来るのが見えてきた。 「源頼朝の軍勢でしょうか?」 重忠「分からぬ。おそらくは別の誰かの手勢だと思う。ここは様子見じゃ!」 「はっ!」 重忠は、様子見をすることを選択し、軍勢の歩みを止めた。 すると、不明の軍勢から一騎の騎馬武者が飛び出して名乗りを上げた。 「やぁやぁ我こそは、相模国三浦郡和田の和田小太郎義盛と申す!我が武勇をもってして刀の錆としてやろう!」 和田義盛の挑発により、重忠の軍勢の一部が騒ぎ出した。
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