水曜日の海月

11/13
前へ
/40ページ
次へ
落とされる深いキスと、 隙間なく埋められ、揺さぶられる感覚。 私の全てを奪って、遠くに流そうとする。 「…イツキさん、私も好き…大好き…」 すぐにでも離してしまいそうな意識の中、 私がそう言うと、 イツキさんが更に笑顔になった。 まだあった先に、 熱い塊が深く沈み、 私は、口から言葉が吐けなくなる。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

77人が本棚に入れています
本棚に追加