水曜日の海月

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薄くなる意識と視界。 「ルリ、好きだ、大好きだよ」 私を揺さぶりながら、 笑顔のイツキさんがくり返す。 返したいのに、 動物みたいな声しか出せない。 粘膜をさぐられ、 鼓膜からも快楽を感じ、 私の視界に、 もう、何度目か分からない景色が広がりだした。
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