月曜日の確信犯
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でも、 そんなただの仕事上の関係を変えたのは、 私からだった。 ある日の午後、 私は眠気を覚まそうと休憩室に缶コーヒーを買いに行った。 そこには、 運悪く室井樹が居た。 今日はついてないなと思いながら、気が付いた。 「…あの、それ」 「え?」 彼の手には、辞書ぐらい厚みがある本。 その本は、 最近、本屋を何軒も回って、私が捜し求めていたものだった。
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