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ふーやっと着いた。
「ここが体育館・・・広い」
バスケ部はもうすでに部活を始めていた。
「あの・・・体験入部に来ました。」
「あなたが渡辺さん?バスケ部へようこそ!」
部長さんらしき人がバスケ部のいろいろな事を教えてくれた。
ここの女子バスケは部員数が少ないため男子バスケと共同らしい。
「じゃあ紗耶華ちゃん。着替えて来て!!」
「わかりました。」
私は部室へ行き着替えを済ました
「「遅れてすいません」」
体育館前のドアから2人の男子が入ってきた。
「あ!さっきぶつかった女子じゃん!バスケ部だったんだ!」
さっきぶつかった人が私の所まで来てそう言った。
「先ほどは本当にすみませんでした。」
「俺は大丈夫だよ!俺は岡田竜哉よろしくな!」
「私は渡辺紗耶華です。よろしくお願いします」
「俺ら同い年なんだからタメで話そ!」
「はい!じゃなくて…うん!」
しばらく竜哉君と話していると図書室で会った人が来た。
「俺は大谷虹だ。突然だけどこれってお前の?」
大谷君の手にあったのは私のお母さんに貰った大切なお守りだった。
「え!それ私のです!」
私は返してくれるのかと思い、手を伸ばした。
すると…
サッと大谷君は私のお守りを上へ上げた。
大谷君はニッと笑った。
「取りたければ取ってみろ!」
「え!!」
私は必死に取ろうとしたけど大谷君の身長では私は取る事はできなかった。
私は泣きそうになってしまった。
「ほらよ!落とさないように大事に持ってろよ!」
そう言って私の頭を優しく撫でて私から離れて行った。
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