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今は昔。とても貧しい町に、舞い降りた一人の者がいました。
それはそれは、美しくこの世のものとは思えないほどの“人”が。
町人は、神の使いだ。町を救ってくれる人間だ。
と、喜びました。
そして、ある日、一人の旅人が“人”に
一瞬にして心を奪われてしまいました。
その日から旅人は“人”に、言い寄り、念願の恋仲になりました。
旅人と、“人”は、誰の目から見てもお似合いでした。
5年後。無事、籍を置いた2人。子が母親のお腹に宿っていました
ですが、ある一つの事故で、お腹の子が死んでしまいました。
その事での混乱状態と、激しい負担がかかりやがて母親は
その手を、“血”で染めました。最愛の夫の“血”で。
狂ってしまった母親は反乱狂になりながらその村一つ。
たくさんの“血”で溢れ返しました。
めでたし。めでたし。
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