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「――……容姿に惑わされないところも。
女の子なのに、頭突きしてくるところも。
真面目なところも。
ひっくるめて、キミが好きだよ」
「今すぐどうこうって訳じゃない。ただ、僕がキミを好きだって覚えててくれて、この先意識してくれたら嬉しいよ。」
貴船先輩…いや、和歌…はそう言った。
そんな風に言われたら少しは意識してしまうのは当たり前だろう。
それなのに口説いた当の本人はその後も全く変わらない、それがよくわからない。
もしかしてモテなさ過ぎる女子高生の悲しい妄想だったのか？
いろんな意味で不安になりながらも、シェアハウスの人たちと段々打ち解けて来て毎日は楽しくなっていった。
期末テストを迎えるまでは…
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