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 鈴那が顔を洗っている間、桐島は冷蔵庫を開けた。 「食料はまぁあるな」  買ってきた飲み物を冷蔵庫にしまい終わり、辺りを見回した桐島はため息をついた。そして洗面所から戻ってきた鈴那に、「ゴミ袋」と言い放った。 「ビンと缶を入れるから早くして。動かないなら勝手に探すよ」  そう言われて、鈴那は渋々キッチンの引き出しからゴミ袋をだした。 「さぁ始めるか」  空き缶とビンを集めながら、桐島はベッドに置かれている札束を見て顔をしかめた。 「お金を出しっぱなしとは無用心だな。しかも、こんなに大金を」
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