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「どういう関係って、ただの上司と部下ですよぉ~。他に何かあるとでも思ったんですか?まぁ、桐島さんには憧れてますけどに」
とクスクス笑っている。
「昨日、帰りがけにすごく親しそうに話してたから、何かあるのかなって思ったの」
「あぁ~、あれはちょっと、秘密の話をしてたんです」
「秘密?」
「秘密は秘密です。大人にはいろいろあるじゃないですか」
そう言って愛美は意味深な笑みを浮かべる。身体の関係があるのではないかということが鈴那の頭を過ぎった。
確かに愛美は自分と比べて胸はあるし、ウエストも細く、唇なんかも潤っていて、女から見ても魅力的だ。こんな女性が目の前にいれば、男だったら誰だって抱きたくなるのではないか。
「もう鈴那さん。なんで私の身体をジロジロみてるんですか!」
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