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『親父。いつまで、こっちにいるんだ?』
『あっちが1週間は休みだから、ギリギリまでかな。どっか、温泉に行こうかと思ってな。』
あー。なんか竜兄が言ってたね。
『おっ?!温泉かぁ。いいなぁ~。詩音さん。俺達も行くか?』
何言い出すんだ!組長さん!
『いいわねぇ。一緒してもいいかしら?耀子ちゃん。』
おーい。詩音さ~ん。耀子ちゃんって!
「ちょっと。父さんも詩音さんも。竜兄のお父さんとお母さんは、二人でのんびりしたいのよ。遠慮しないと。」
全く!何考えてるんだか。
『いいわよ!多い方が楽しいじゃない。ねぇ。お父さん。』
はい?
『そうだな。一緒しますか?』
はい?
『お言葉に甘えて行って来いよ。組の方は俺が居るから大丈夫だ。』
おいおい。翔兄。
『志稀。お前も一緒に行くか?温泉だぞ。広いお風呂だぞ。』
『うん!行きたい!父ちゃん。行っていい?』
『あぁ。行ってこい。いっぱい遊んで来いよ。志稀。』
おーい。志稀~。
「…竜兄。何でしょう。この展開。」
『まぁ。あれだな。俺んちとお前んちの家族だからな。有り得る展開だな。』
と、まぁ。何故か温泉旅行5泊6日の旅が決定したらしい。
私と竜兄も誘われたが、丁寧にお断りしました。
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