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それから、しばらくして二人がお風呂から出て来た。
『ありがとうございました。ちゃんと温まってきました。』
と、紗江先輩。
『ハァー。さっぱりした。お腹すいた。』
と、來希。
二人とも、普通。
じぃ~と見てしまう私。
『どうしたの?蘭花ちゃん。』
紗江先輩に突っ込まれる。
「えっ?いや。鍋。温めますね。ビールでいいですか?」
誤魔化す様に立ち上がり紗江先輩と來希を座らせ、食事の用意をした。
「はい。どうぞ。鍋もいい感じですよ。」
二人にビールを渡し、座った。
そして、またじぃ~と見る私。
いつ言うのか?
そんな私を他所に、バクバク鍋を食べる二人。
聞きたい。
「二人で何して遊んでたんですか?」
話を振ってみる。
『ん?あぁ。雪合戦して、雪ダルマ作って、海散歩して。楽しかったよ。』
『蘭花ちゃんも来れば良かったのに。』
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