【暴走Ⅲ その参】

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『えっ?早坂さん?いいの?』 來希もビックリ。 『紗江ちゃんが良いなら、問題ないだろ。あっ。ちなみに、ここ防音設備バッチリされてっからな。蘭花。』 おいっ!翔兄! 「何で私に言うのかな?」 『そりゃあ、なぁ。言っていいのか?』 にやけるな! 「……いや。けっこうです。言わないで下さい。」 『楽しみだな。蘭花。』 おいおい。竜君? 「何がよ。」 『そりゃあ、ほらっ。夜の…』 「だぁー!もう!言わんでいい!」 思わず竜兄の口を塞ぐ私。 で、皆に大爆笑されるし! 「あー!もう!この三人と呑んだら私いつも虐められる。紗江先輩~。」 今日は紗江先輩と言う味方が私には居るんだぞ! 『よしよし。おいでぇ~。蘭花ちゃん。』 紗江先輩に抱きつき、頭を撫で撫でしてもらう。 「私。やっぱり、紗江先輩と寝る!」 私は拗ねたぞ! 『それは駄目!』 えっ?來希? 何と、横から來希が紗江先輩を引っ張った。 ほよっ?マジ? 『あの~。柳希君?』 紗江先輩もビックリ。 『えっ!あっ。ゴメン。』 少し慌てる來希。 『來希。別に隠さなくてもいいぞ。もう、皆分かってっから。』 竜兄が來希に言った。
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