【暴走Ⅲ その四】

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『それ見てもこの反応とか。あり得ねぇだろ。マジで。』 ジニーが項垂れた。 『蘭花さ。有名人とかも興味ないの?俺達、これでも世界的に有名なんだけどな。』 ロンが私に言った。 そんな事言われてもね。興味ないし。 『しかも、竜の記事しかよんでねぇしな。』 セルが呆れた様に言った。 『こいつ、あれだぞ。俺の仕事とかも全く興味ねぇから。今でもな。この雑誌も初めて見たしな。まぁ。お前らには悪いが有名人は通用しねぇぞ。』 竜兄が3人に言った。 「私、別に人を見かけで判断する訳でもないし、まして有名人だからとか、そう言うのは嫌だし。何かおかしい?私の考え方。」 だって、そうだよね。 見た目で人の中身までは分からないし。 『いや。おかしくねぇよ。蘭花は合ってる。そんな蘭花だから、俺は惚れたんだし。』 竜兄に頭を撫でられる。 「私はね。ジニーもロンもセルも竜兄の親友だから会いたいと思ったの。私の知らない昔の竜兄をしってるから。話聞いてみたいと思っただけ。それじゃあ、駄目なの?」 『『『 蘭花!可愛い!!』』』 聞いただけなのに飛び付いて来そうな勢いの3人。 竜兄に抱きしめられ、免れました。
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