【暴走Ⅲ その四】

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次の日。 ホテルに3人を迎えに行った。 着く前に連絡していたからロビーに居た3人。 その周りに群がる人。 『あー。やっぱり。囲まれてんな。電話すっか。』 うん。さすがにあの中には行きたくない。 竜兄が電話をしたら3人がこっちに気付いた。 『『『 蘭花~♪ 』』』 ……やめてくれませんか?! すんごい見られてるから。 「……竜兄。先に出よう。あの状態でこっちに来られても困る。」 竜兄の袖を引っ張り素早く車に乗った。 しばらくして3人が車に乗ってきた。 『おはよう♪蘭花。何で先に行くんだよ。』 ジニーに言われる。 「あんなに人が居るのに名前呼んでこっちに来られても。」 『あぁ。そうだよねぇ。ゴメンね。蘭花。』 ロンが謝る。 『蘭花。何処行く?』 セルが聞いてくる。 『お前らさ。さっきから聞いてれば何で蘭花にばっかり話しかけんだ?俺の事は無視かよ。』 竜兄が不貞腐れた。 『あー。ゴメンゴメン。竜も居たんだった。』 ジニー! 『てめぇら東京のど真ん中に降ろしてやろうか?!』 だよねぇ。竜兄。 『冗談だよ。竜が居るから蘭花にも会えたんだし。感謝してるよ。』 ロン。それはフォローになってんのか? 『全然フォローになってねぇ。アホだろ。お前ら。』 呆れる竜兄。 『そんなことより、何処行くんだ?』 話題を変えるセル。 「何処行きたい?見たい所とか無いの?」 3人に聞いてみた。 『んー。行きたい所ねぇ。何か日本って感じの所かな。』 アバウト過ぎるだろ。ロン。 『人の多い所は無理そうだしね。』 だよねぇ。ジニー。 『あっ!温泉入りたい!露天風呂だっけ?気持ち良さそうだしな!』 セルの意見に他2人も賛成らしい。
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