【暴走Ⅲ その四】

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朝食をとってから旅館を出た。 帰る前にしっかりと露天風呂に入っていた3人。 満足したらしい。 帰り道に色んな店に寄りお土産を沢山買っていた。 ちょっと騒ぎになりかけたけど、何とか無事に買い物も出来た。 途中、昼食でお蕎麦屋さんに寄りそのままホテルに直行。 はしゃぎ過ぎて疲れたのか、3人は後ろで爆睡中。 「疲れたのかもね。慣れないところに来て。でも、楽しそうで良かったね。」 助手席から竜兄に話しかける。 『あぁ。ありがとな。蘭花がいつも通り接してくれて、こいつらも良かったんだと思う。有名になりすぎてストレスも凄いんだろうし。お前を癒しだって言うこいつらの気持ち良く分かるよ。俺もそうだからな。少しの間でもお前と居れて楽しかったと思うぞ。』 竜兄が片手で私の頭を撫でた。 「ん。良かった。竜兄と会えて嬉しそうだったし。何より私は昔の竜兄を知れたから。この3人には感謝してる。私も楽しかった。」 そうか。と、竜兄が微笑んだ。 本当にこの2日間楽しかった。 最初は飛び付かれてビックリしたけど。 竜兄と楽しそうにじゃれる3人が羨ましかった。 今度は私が3人に土産話を持ってアメリカまで会いに行こう。
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