【暴走Ⅲ その四】

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『蘭花。会話の意味、分かってねぇだろ。』 竜兄に言われる。 「翔兄。蓮兜兄に無理させるような事してるの?」 聞いた。 『バカか。自分達もさんざんしといて、意味分からねぇ事言うな。』 はぁ? 『蘭花ちゃん。夜の事だよ。』 蓮兜兄に言われ考える。 夜の事?夜の…あー!って、食事中に何の話してんだよ! 『分からねぇなら、俺が身体をはって教えてやろうか?』 にやけて言うな。竜兄。 「結構です。全く。何話てんだか。」 呆れてご飯を食べる私。 3人して笑うな。 食事も終わり片付けを済ませた。 先にお風呂に入るとリビングを出て部屋へ行く。 私の部屋で呑むらしく3人も来た。 「私、お風呂行くから。ビール足しといてね。」 部屋に戻る時にビールをケースごと持って上がってもらった。 交代でお風呂に入り全員集合。 待ってる間、それぞれ呑んでたけど改めて乾杯。 「はぁ~。何かバタバタ過ぎて行った休みだったな。」 改めて思う。 『だな。予定外にあの3バカが来たからな。』 「でも楽しかったよね。露天風呂も気持ち良かったし。また行こうね。」 竜兄とそんな会話をしながらのんびり。 『おれ達も行きたいね。露天風呂。』 蓮兜兄が翔兄に言った。 『だな。今度、志稀も連れて一緒に行くか。』 何だか翔兄。ちゃんと父親になってきた。
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