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『ッたく!馬鹿みたいに出されたの呑むなよ。ほらっ。寝るぞ。掴まれ。』
はい。
酔っ払いました。
「たちゅにぃ~。抱っこ~。」
どうやら、酔うと甘えモードに入るらしい。
『はいはい。おいで。』
竜兄にお姫様抱っこをしてもらい、ベッドに入る。
『電気消すぞ。』
「ほいっ!」
ほぉ~。酔うとふわふわして気持ちいいねぇ~。
ん。気分いい。
初めての感覚。
電気を消し竜兄もベッドに入ってきた。
『おやすみ。蘭花。』
私の方に身体ごと向けて横向きになり、髪を撫でる竜兄。
ん。気持ちいい。
大きな手が髪を撫でるのが、いつも以上に。
「ん。おやすみ。」
竜兄に抱きつき胸元に顔を埋めた。
大好きな竜兄の匂い。
ん。…ヤバい。
何だか身体が疼く。
お酒のせいか?
背中に手を回し、強くギュ~と抱きついた。
顔を上げ竜兄の顎に噛みつく。
『……何してんだ?噛むなよ。』
「噛みたいの。」
そう言って竜兄の唇を軽く噛んだ。
『何?今日の蘭花ちゃんは、酔ってんのか?』
「そうかもね。襲っちゃうぞ。」
そう言って、横向きの竜兄の身体を押し倒し上から見る。
深く舌を絡ませキスをした。
そのまま身体へと舌を這わせる。
『…ッン。…マジかよ。』
感じる竜兄が愛しい。
「ここ。感じる?」
『…ッン。…蘭花…。ッン。…ヤバい。』
感じるところを攻める。
上に乗り竜兄を見る。
『蘭花…きて…。』
「…ッン…たつ…ッハ…ッア…ッア。」
自分で動き自分で感じる。
上体を起こし私の腰を掴み、今度は竜兄が攻めてくる。
「…ッア…ッア…ッン…たつ…ッア」
『…ッン…ッン…蘭花…。ッン。』
たまには、こんなのもいいよね。
最後に竜兄に軽くキスをする。
そんな私をギュと抱きしめる。
『蘭花。誰がそんな厭らしい事、教えた?』
バッと顔を上げ答える。
「それは輝条 竜君。貴方ですよ。」
そう言って、また深くキスをした。
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