【暴走Ⅲ その壱 】

31/43
前へ
/334ページ
次へ
そんな笑顔で言われてもね。 「……何で私が責任とらなきゃいけないんですか。」 『えー。だって、理想を高くしたのは蘭ちゃんだし。蘭ちゃん以上にいい女を見つけるって、かなり難しいしね。』 「それは、会長自身の事じゃないですか。私は関係ないです。」 『だけど、柳希君の言う事も一理あるわよ。』 …紗江先輩まで。 『だって、蘭花ちゃん完璧じゃない。蘭花ちゃんといつも一緒に居ると理想も高くなるわよ。』 「何で、私を基準にするんですか。お二人とも。」 『『可愛いから!!』』 ………訳わからん。 「とにかく!人のせいにしないで下さいよ!もう、私行きます!」 全く。 二人で私のせいにして。 初詣一緒に行ってやらないぞ! ちょっと偉そうな私。
/334ページ

最初のコメントを投稿しよう!

614人が本棚に入れています
本棚に追加