【暴走Ⅲ その壱 】

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ホットプレートを取り出していたら、竜兄が帰ってきた。 『何してんだ?』 「おかえり。竜兄。お好み焼き食べたくて。アツアツのお好み焼きに冷えたビール呑みたくない?」 プレートをテーブルに置き竜兄を見る。 『呑みたい。』 「でしょ?じゃあ、さっさと準備してお風呂入ろう!」 と、二人ではりきって準備しました。 お風呂から上がり、さっそくお好み焼きを焼き始める。 しばらく待つ。 「『出来た!!』」 二人で冷えたビールを手にかんぱ~い。 アツアツのお好み焼きに冷えたビール! 「サイコ~♪美味しいね!竜兄!」 『マジで上手い!』 ビールもお好み焼きも進み、お腹いっぱいの私達。 「お腹いっぱいだねぇ。」 『だな。とりあえず片付けて、呑みなおすか。』 サッと片付けも済ませ、竜兄の作ったお酒を呑む。 「あー。そう言えばね。飯田さん。1月いっぱいは日本に居るらしいよ。休暇だってさ。」 『へぇ~。そうなのか。で?デートの約束はしたのか?』 「あー。ん。帰る前日にってさ。」 『そうか。また、日程が分かったら教えてな。』 「ん。分かった。でもさ、あれだよね。飯田さんって変わってない?何でわざわざ私なのかね?」 『お前だからじゃねぇか?あの人モデルしてるだろ?背も高いし美人だから、一緒に歩いてもおかしくないのってお前位なんじゃねぇのか?』 まぁ。確かに美人だけどねぇ。 「私は引き立て役かい! 」
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