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『引き立て役じゃあ無いな。だって、蘭花の方が可愛くて綺麗だし。現役モデルにも負けてないぞ。』
「いやいや。飯田さんは大人っぽくて綺麗だよ。私、まだガキだし。なんか、飯田さんと居ると凄く自分が子供に思えてくる。」
『そりゃあ、歳が違うからな。飯田さんからしたら、まだ蘭花は子供だけど見た感じでは、蘭花も凄く大人っぽいぞ。』
そんなもんかね?
「まぁ。自分では分かんないや。でも、何処行くんだろ。行きたい所とかあるのかな。」
『あっちが誘ったんだから、行く所位考えてるだろ。お前は一緒について行けばいんじゃねぇか?』
あー。そうねぇ。
「あんまり乗り気じゃないけど、仕方ない。」
『まっ、楽しんで来いよ。せっかくだしな。』
楽しめるのか?
まぁ。いいか。
『まだ、呑むか?何か別なの作ろうか?』
空のグラスを見て竜兄が立ち上がった。
「あー。うん。さっきと同じのでいいや。混ぜて呑むと頭痛くなるし。」
二日酔いはきついしね。
分かった。と、キッチンへ向かった。
キッチンに立つ竜兄を見て思う。
いい旦那さんになるね。
竜兄は。
絶対に手離さないぞ♪
こんないい男。
何だか自己満足な私でした。
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