【暴走Ⅲ その壱 】

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で、酔っ払いました。 見事に……。 『あれ~?馬鹿じゃないから、変な呑み方しないんじゃなかったっけ?』 こいつの策略にハマったらしいぞ。 「大丈夫だし!酔ってないし!」 と、トイレに立ったはいいが……。 『おっ!あぶねぇな。大丈夫かよ。』 ふらついていますね。 「大丈夫!トイレ行くの。」 『ついて行こうか?』 にやけながら言うな! 「変態。」 と、トイレにスタスタ?ふらふら?行きました。 私はもう寝る! 竜兄はほっといて、寝室へ向かいベッドにダイブ。 あー。頭がふわふわ。 気持ちぃ~。寝れる。 そのまま寝ました。 目が覚めた。 ふと隣を見ると、竜兄の背中。 ありゃ? 私の事、起こさなかったんだ。 って、まさか……怒ったのか? ピタッ。 背中にくっついてみました。 ……こっち向かない。 いつもなら寝惚けてもこっち向いて、ギュッってしてくれるのに。 あー。ヤバい? う~ん。どうしよう。 竜兄、怒ったら怖いし。 あっ。そうだ。 布団の中にゴソゴソと潜り込み、竜兄の感じるところを触る。 反応する竜兄に更に舌を這わせ攻める。 布団から出て今度は竜兄の唇を狙う。 『…ッン。蘭花?』 寝惚けてる竜兄と目が合う。 「ゴメンねっ。」 ニコッと笑ったら、バッと仰向けにされ押し倒される私。 『何してるのかなぁ。蘭花ちゃん。どうせなら、起きてる時に襲って欲しいですけど。』 「ん。だから、ゴメンねっ。」 そう言うと、頭をガシッと掴まれ舌を絡ませ深くキスをしてくる。 『可愛いけど、許さないよ。お仕置き決定な。』 それから、私はお仕置きを受けました。 何か色んな体位をさせられた。 ……お仕置き?
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