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「お二人共。本当にお疲れ様でした。」
何とか仕事を終わらせてくれました。
『あー!お腹空いた!疲れたし!』
『本当に疲れた~。お腹空いたぁ。』
ソファーに二人疲れ凭れてます。
「じゃあ、帰りに何か食べて帰りましょうか。」
お昼だいぶ過ぎたし。
『『行くー!!』』
身体をガバッと起こし挙手をする会長と紗江先輩。
本当、気があってる。
と、言う事でファミレスに行きました。
「こうやって、三人で外で食べるのって初めてですね。いつも、生徒会室では一緒でしたけど。」
『そうだよね。って、言うか俺は蘭ちゃんとこうやって食事するの初めてだけど。いつも竜さん居るし。』
そうだっけ?
『私は何度かあるわよね。一緒に出掛けたりするもんね。』
「そうですね。会長と紗江先輩がそれぞれの道を行けば、もうこんなふうに三人で食事する事も無くなるでしょうね。」
そう思うとやっぱり、淋しい。
『そんな淋しい事言わないでよ。』
会長が言う。
『じゃあさ。月に一回は、こうやって三人で食事する事にしない?そしたら、また色んな話も出来るし。ねっ。』
紗江先輩の提案に会長も私も賛成。
『たまには、良いこと言うね。早坂さんも。』
あっ。また余計な事を。
『たまにはって何よ!私は蘭花ちゃんに定期的に会いたいのよ。別に柳希君はどうでもいいけど、蘭花ちゃんが三人でって言うから仕方なくよ!』
ほらっ。始まった。
『仕方なくとか何だよ!せっかく誉めたのに損した!』
ハァ~。相変わらずな人達だよ。
『何処が誉めてるのよ!』
と、まぁ。いつもの調子で。
「二人もと煩いです。ほらっ。来ましたよ。大人しく食べて下さい。」
不貞腐れたままの食事でした。
『あ~。美味しかった。まぁ。蘭ちゃんのお弁当には敵わないけどね。』
『ん。美味しかった。蘭花ちゃん。お腹いっぱいになったね。』
「そうですね。満足です。私。今日は竜兄に呼ばれてるので、一旦家に帰るんですけど、お二人はどうします?」
『俺はバイト。今日からクリスマスイベントだから、早めに行かないと行けないんだ。』
でしたね。
『私も。このまま、お母さんの所に行かなきゃ。』
「お二人共。頑張ってバイトして下さい。じゃあ、気を付けて。初詣。楽しみにしてますね。」
二人と別れ、家に帰った。
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