【暴走Ⅲ その弐】

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『あいつも大変だな。まぁ。一人で家に居るよりは、いいのかもな。』 「そうだね。一人は淋しいからね。」 あっ。ケーキ。 「竜兄。ケーキ食べないの?」 『あっ。そうだったな。蘭花、食うか?ビールじゃなくて、何か別なの作ってやるから待ってな。』 ヤッター! キッチンへと向かう竜兄オリジナルのお酒を待ちました。 すると、珍しく携帯が鳴った。 ?誰からだろ? 画面を見ると《蓮兜兄》の文字。 蓮兜兄?!どうしたんだろ。 慌てて電話に出た。 「もしもし?蓮兜兄?どうしたの?何かあった?」 竜兄もお酒を持って、こっちへ来た。 《あっ。もしもし?蘭花ちゃん?今、何処に居るの?》 「今、竜兄の家に居るよ。」 《あっ。ちょうど良かった。今から、そっちにお邪魔してもいい?》 「うん。大丈夫だよ。じゃあ、待ってる。」 電話をきり、竜兄を見る。 『蓮兜か?何て?』 「今から来るって。何かあったのかな?」 また、キッチンへ向かう竜兄。 『どうだろうな。まぁ。来るんだったら、何か話でもあるんじゃねぇか?』 「そうだよね。とりあえず、待ってるしかないか。」 冷蔵庫から、ケーキを取り出しテーブルに置いた。
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