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『あいつも大変だな。まぁ。一人で家に居るよりは、いいのかもな。』
「そうだね。一人は淋しいからね。」
あっ。ケーキ。
「竜兄。ケーキ食べないの?」
『あっ。そうだったな。蘭花、食うか?ビールじゃなくて、何か別なの作ってやるから待ってな。』
ヤッター!
キッチンへと向かう竜兄オリジナルのお酒を待ちました。
すると、珍しく携帯が鳴った。
?誰からだろ?
画面を見ると《蓮兜兄》の文字。
蓮兜兄?!どうしたんだろ。
慌てて電話に出た。
「もしもし?蓮兜兄?どうしたの?何かあった?」
竜兄もお酒を持って、こっちへ来た。
《あっ。もしもし?蘭花ちゃん?今、何処に居るの?》
「今、竜兄の家に居るよ。」
《あっ。ちょうど良かった。今から、そっちにお邪魔してもいい?》
「うん。大丈夫だよ。じゃあ、待ってる。」
電話をきり、竜兄を見る。
『蓮兜か?何て?』
「今から来るって。何かあったのかな?」
また、キッチンへ向かう竜兄。
『どうだろうな。まぁ。来るんだったら、何か話でもあるんじゃねぇか?』
「そうだよね。とりあえず、待ってるしかないか。」
冷蔵庫から、ケーキを取り出しテーブルに置いた。
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