【暴走Ⅲ その参】

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『だから、前から言ってるだろ。俺は蘭花に会えないと生きてけねぇの。一人の時間があった方が勿体ない。そんな時間があれば、お前に会いに行く。』 「そんなもん?あっ。時間と言えば、もうそろそろ準備しないと。取締役会だった。」 『そうだな。準備するか。俺も今日は特攻服持ってきた。さすがに、早い時間からは着れねぇし。どうせ、着替えるんだしサラシ巻いてやろうか?』 ………エロ親父。 「…結構です。自分でします。」 『そんな遠慮すんなよ。サラシ出せ。巻いてやるから。』 「…それは強制ですか?」 『だな。早くしろ。時間無くなるぞ。』 誰が時間無くしたんだよ! とりあえず、反抗したら後が怖いのでサラシを渡しました。 で、綺麗に巻いてもらいました。 特攻服のズボンを履きベルトを絞めてOK。 竜兄も着替えてた。 『やっぱり、いつ見ても色っぽいな。蘭花のサラシ姿。』 私の目の前に立ち、私の髪を両手の指の隙間からすく。 髪を絡ませた手のまま頭を押さえられ、上を向かされ深くキスをする。 『今日は俺んち泊まれよ。』 「ん。分かった。じゃあ、ご飯食べて行きますか。あっ。今日はバイクで行く。」 『あぁ。分かった。どうせ、少し飲むから俺帰り運転だろ。』 「さすが!せいか~い!よしっ。行こう。」 で、下にご飯を食べに下りました。
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