【暴走Ⅲ その参】

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家に帰りつき、組長に報告をした。 特に何も無かった事とレディース取締役全員に認めてもらうために闘ったことを報告。 組長は笑いながら、さすがだな。と言っていた。 組長室から出たら、翔兄と蓮兜兄に廊下で会った。 『おうっ!お疲れ。今だったのか?』 『蘭花ちゃん。お疲れ様。遅くまでご苦労様。』 「お疲れ。志稀は?もう、寝た?」 遅いしね。 『あぁ。お前を待ってるって、頑張って起きてたけどな。絵本読みながら寝ちまったぞ。今日は詩音さんと寝てる。』 「そうか。可哀想だけど、仕方ないね。私もいつも居るわけじゃないしね。私が居なくても皆が居るから大丈夫よ。志稀は。」 『そうだね。一人に依存するより、誰にでも接しられた方が志稀の為にはなるしね。』 そんな会話をしていたら竜兄が来た。 『おぉ。お疲れ。今から呑むのか?』 翔兄と蓮兜兄に言う。 『あぁ。志稀も寝たしな。今からラブラブタイムだよ。』 翔兄…ラブラブタイムって。 『そうか。まぁ。楽しめよ。蘭花。早く着替えて来いよ。待ってるから。』 あー。そうだった。 「ん。分かった。じゃあ、すぐ着替えて来るから。」 竜兄は翔兄と蓮兜兄と三人で廊下で井戸端会議中。 バタバタと部屋に戻り、着替えを済ませた。 そして、またバタバタと階段を下りた。 「お待たせ。竜兄。行こうか。」
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