2783人が本棚に入れています
本棚に追加
/467ページ
「得意教科は?」
「体育」
「苦手教科は?」
「音楽」
「わざとか?」
「何のことです?」
ドタバタな初対面から3日後。
ドタバタしていたのは俺だけだったけど。
とにかく俺は家庭教師として初めての指導のため、再び港家を訪れていた。
そしてここはシンプルな内装の港 亜紀の部屋。
そのシンプルな部屋には前回訪れた時にはなかった木製のテーブルと、紫色と紺色の2つのクッションが置かれていた。
奏江さんが気を利かせて置いてくれたものだ。
奏江(かなえ)さんというのは港 亜紀の母親であり、例の特大元気玉を2つ所持するセクシーでナイスバディな御方である。
紫色のクッションには亜紀が、紺色のクッションには俺が、テーブルを挟んで向かい合うようにして座っている。
最初のコメントを投稿しよう!