第2話 苦手にトライ!

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「得意教科は?」 「体育」 「苦手教科は?」 「音楽」 「わざとか?」 「何のことです?」 ドタバタな初対面から3日後。 ドタバタしていたのは俺だけだったけど。 とにかく俺は家庭教師として初めての指導のため、再び港家を訪れていた。 そしてここはシンプルな内装の港 亜紀の部屋。 そのシンプルな部屋には前回訪れた時にはなかった木製のテーブルと、紫色と紺色の2つのクッションが置かれていた。 奏江さんが気を利かせて置いてくれたものだ。 奏江(かなえ)さんというのは港 亜紀の母親であり、例の特大元気玉を2つ所持するセクシーでナイスバディな御方である。 紫色のクッションには亜紀が、紺色のクッションには俺が、テーブルを挟んで向かい合うようにして座っている。
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