第2話 苦手にトライ!

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「それなら、俺を好きになるよりは数学と社会を克服する方が簡単だろ」 「そうですね。なかなかやる気が出ることを言うじゃないですか」 「何で上から目線なんだよ」 そんなやり取りをしながら、初めて2人で笑い合った。 声を出さずに鼻で笑うような、微笑むだけのような笑いだったけど、その可愛い笑顔が俺に向けられていたことが少し嬉しかった。
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