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ってことで今日もあの笑顔を楽しみにしながら港家を訪れたのである。
道中鼻歌を歌いながらスキップとかしてたのは内緒だ。
浮かれまくりのテンションのままいつものようにインターホンを押す。
いかんいかん。
こんなニヤけた顔ではなくキリッと男前な表情で――――――
「どちらさまでしょーか?」
ガチャッとドアが開かれ、未だ浮かれまくっていた俺の前に現れたのはいつも通りのセクシーな奏江さん。
…ではなく、見たことのない1人の少女だった。
「………」
「………」
静止。
沈黙。
…誰だ、この子?
大きな疑問符を頭の上に付けこちらを見上げている少女は見たことのない子だった。
身長は俺の胸辺りまでで…、恐らく140センチ位だろうか。
少しだけ茶色が混じった髪の毛を肩に触れる位まで伸ばし、前髪をピンクのヘアピンで右側に留めている。
大きなクリッとした瞳に幼い顔。
雰囲気も幼く、なんとなく小学生であるという気がする。
うん。可愛い。
…いや子どもとしてな?
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