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「あ、あぁ。ゴメン。えーっと、俺は家庭教師の日比谷っていうんだけど…」
「あ!噂の家庭教師のせんせーですか!初めまして!お姉ちゃんなら部屋にいるのでどうぞ上がってください!!」
「ん?あ…、お邪魔します」
少女は明るい笑顔で通してくれた。
どうやら元気良く対応してくれたこの子は亜紀の妹で間違いないようだ。
何度も港家に来ているが初めて会った。
奏江さんが出迎えてくれないとは不在なのか?
…にしてもDNAはすごいな。
娘2人とも美少女じゃないか。
しかもこの子はなんか性格も破綻していなさそうだし。姉みたいに。
感心しながら玄関で靴を脱いだ俺に妹ちゃんはスリッパを用意してくれた。
「お。ありがとう」
「いえ!あ、お姉ちゃんの部屋は分かりますよね?」
しっかりした子だなぁ。
明るいしイイ子そうだ。
「あぁ。大丈夫。分かるよ」
「それは良かったです!」
うーん。
奏江さんが出迎えてくれなくて残念に思っていたが、この子も別の意味で癒されるなー。
亜紀、見習えよ!
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