第3話 お兄ちゃんにトライ!!

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そして 「あんなに可愛くていたいけな妹ちゃんに性犯罪者とか教えてんじゃねぇよ!!妹ちゃんがお前みたいになったらどうする!?」 そう言いながら部屋のドアを勢いよく開けた。 開けてしまった。 約束を忘れて。 初めて会った時にした、あの約束を忘れて。 ノックをするという、簡単な約束を忘れて。 「そして何より言いたいのはだなぁ!誰が性犯罪者だコ…………ら……」 気付いた時にはもう遅かった。 「―――――――――」 言葉を失った時にはもう遅かった。 勢いよく開けたドアの先には――――― 「―――――え」 下着姿の、亜紀がいた。
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