第3話 お兄ちゃんにトライ!!

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こうして新しく妹が出来た今日は、勉強することなどすっかり忘れて、似ていない姉妹と日が落ちるまで会話を楽しんだ。 由紀ちゃんがいたせいか、亜紀がいつもより柔らかい笑顔を見せていたのには少し驚いた。 話す時もどこかお姉ちゃんって感じがしたし。 …なんだかんだ言って、亜紀のこと、別に嫌いじゃないんだよな。 こう不思議と目で追っちゃったりジーっと見てしまう時もある。 ………いや、手がかかる生徒ほど可愛いっていうしな! そういうことだろう!! まあ意外と、俺の中では気になってるところもある。 ………のかな? よく分からないけど。 全然分からないけど。 この気持ちが何なのか。 はっきりする日はそう遠くない気がする。 それだけは何故か自信が持てた。 「あ、今おっぱい見てましたよね?」 「台無しだよバカ野郎」 ―――――家庭教師はまだ始まったばかり。
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