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「もう最悪です…」
「すまん」
一通り亜紀の首を揺らし終わった後解放した。
しかし亜紀はさらにグッタリしている。
「これも全部梅雨のせいです…」
コイツどんどんテンション下がっていくな。
こんな弱っている亜紀を見るのも新鮮で楽しいかもしれない。
……………。
「ん。ま、まぁそう言うなって。梅雨が来ないと作物が育たなかったり、干ばつが起こってしまったりするんだぞ」
何だか一瞬気恥ずかしい感じがしたので、そんな当たり前のことを言ってしまった。
亜紀がいつもと違うから調子が狂っているのかもしれない。
「…先生は梅雨が好きなんですか?」
亜紀はまた顔だけこちらに向けて言った。
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