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気がつくと見慣れない天井、見慣れない家具、広いベッド……。
「ここどこ?」
慌ててベッドから飛び起き、出口であろう扉を開けた。
「起きたのか?」
そこはさっきまでいたリビングで、ソファーに座って仕事をしている海翔さんがいた。
「私寝ちゃってたんですね……」
恥ずかしくて俯いていると、海翔さんがノートパソコンをテーブルに置いて歩み寄り、両手で私の頬を挟んで顔を上げさせた。
「瞼が腫れてる。泣き過ぎだ」
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