トロける気持ち

14/33
前へ
/33ページ
次へ
こんな和やかな時間初めてかもしれない。 いつも警戒して肩に力を入れていたような気がする。 お兄さんがイタリアンレストランで働いているっていう新しい事実も聞いたし、 料理が壊滅的に下手だという一面にも触れることが出来た。 またほんの少しだけど近づいたんだと思う。 食事の後片付けをしながら、コーヒーをいれる。 なんとなくだけどこういう毎日も悪くないかもなんて頬が緩んだ。 「何だか新婚みたいだな」 .
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2605人が本棚に入れています
本棚に追加