トロける気持ち

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海翔さんが用意してくれていたふかふかのタオルで顔を拭いた。 さっぱりしてリビングに戻るとなんとも焦げ臭い。 火事? なわけないし……。 しかし、キッチンには少々煙が……。 「何作ってるんですか?」 恐る恐る声をかけると、真っ黒な物体が乗ったフライパンを片手に、疲れきった海翔さんが振り返った。 「……」 「考えもなしにそれ焦がしたんですか?」 .
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