マクファーソンの両親

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「ね、愛の女神さま。いつかパパとママを出逢わせてね。」 「こっちでもずっとラブラブだったんでしょ?また結婚したいの?」 「あら、当然でしょ?シャスタ君と三回も結婚した貴女がそれを聞くの?」 「あ、そっか。うん、分かった。絶対ペアにしてあげる。パパ、ママ、大好きよ。いつか会いましょうね。」 笑顔で抱擁を交わし、下界へと降りて行くシルビア。 残された両親は、満足そうに明日の準備をするのだった。 「ただいま~。パパとママにペアにしてって頼まれちゃった。」 笑顔で報告するシルビアだが、シャスタには分かっていた。 「大丈夫ですか?泣きたかったら泣いても良いんですよ?」 「ううん、泣かない。いつかまた会えるもの。」 「はは、無理しちゃって。じゃあ、ベッドで泣いて下さい。受け止めますから。」 「んもう、お見通しなんだから……。」 心情を読まれていた事に苦笑して。 ザクとライラの式を挙げる。 それからお祝いだと言い、剣の舞いを披露した。 「あー、俺もう駄目だ……起きてられねぇ……。」 「私も……。神々はタフなのね……。」 ピートとクレアが目をこする。 .
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