第1話

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朝目が覚めて、気づけば 私はいつからか、白く四角い個体だった 周りには粉が満遍なく付けられ、服の役割を果たすように私の三分の二ほどが紙に被われている その上から隙間無くフィルムが巻かれている だが不思議と息苦しさはない そもそも、もはや私というには呼吸という概念が無いのだろう 気分はあまり優れない
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