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私は消しゴムになった
そしてここは文房具屋さんで、私も消しゴムとして商品の一つになっている
確認するが、私は元々人間だった筈だ
断じて消しゴムではない
記憶には無いが両親だって人間だった筈だいや、そもそも消しゴムは子供など作れない
いやいや、待て
落ち着け私
動揺しているぞ
状況の確認だ
あのレジの辺りに立つ中年男性は、恐らくこの店の主人だろう
上手くない鼻唄を歌っている
今の心理状態では非常に耳障りだ
そして先ほど電気がついたことから、まだ開店して間もないのだろう
まだ客は誰一人いない
そして最後に確認だ
私は何だ
消しゴムだ
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