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「佐和ちゃん、今日はお泊り会じゃなかったの?」
「真知子ちゃん・・・昨日『豚しゃぶ』を食べ過ぎてお腹壊してて・・・・・お友達とお見舞い行ったけど、ぐーぐー寝てたから帰って来た。」
ため息をつく女房・・・。
俺は言った。
「じゃあ、久しぶりに家族そろってクリスマスを祝おうか?
佐和子は、どこかに行きたい?」
「佐和子は、パパとママが一緒ならどこでもいいよ!」
佐和子の言葉に女房が言った。
「じゃあ、ママが今日は腕によりをかけてお料理するわね。」
「おっ、久しぶりに家族3人の食事か・・・。」
俺もテンションが上がって答えた。
「決まりね。では、いざ我が家へ・・・。」
女房の号令で俺たちは駅を出た・・・。
外は雪が降り始めていた。
「わあっ・・・。綺麗・・・。」
佐和子が空を見上げた・・・。
俺は、女房の肩に手を回して空を見上げた。
しんしんと降る雪を見ながら、俺は同じく空を見上げる女房の顔を見て思った・・・。
メリークリスマス!諸人に幸あれ!
ー 完 -
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