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「何とか濡れずにすんだな」
春馬が大雨になった外を窓から見て言った。
スッ
「ほら。寒いだろ」
春馬が温かそうに湯気を立てているミルクティーを私に差し出した。
「ありがと」
ミルクティーを受け取った。
「あったかい」
ミルクティーを飲むと喉に流れ込んだ液体が私の体を温めてくれた。
「旨いだろ?ちょっと良いミルクティーなんだ」
「ミルクティー好きなの?」
「ああ。高かったけど」
私は春馬の言葉を聞きながらまたミルクティーを口にすると、
そう言えばモトキもミルクティー好きだったな…
数時間前に私の事をフッたモトキの事を思い出した。
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