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「陽菜ごめん!実は付き合ってる人居るんだ」
彼氏のモトキが突然言ってきた。
「付き合ってるって私以外に?」
「あぁ。黙っててごめん。俺、その子と一緒になろうと思ってるんだ」
「一緒になるって?私との結婚は?二股かけてたの?」
私とモトキはいつもの洒落たレストランではなく、ファミレスで会っていた。
「ごめん。飲み会の場でその子が彼氏にフラれて泣いていて慰めてる内にこうなったんだ。陽菜とはこれ以上付き合えない。今までありがとう。じゃあ」
モトキは一方的に自分の気持ちだけ言うとテーブルの上に置いてある伝票を取って席を立ち去っていった。
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