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「噂によると
都内に彼女いるらしいよ
遠く離れた店に転勤になって
離ればなれになったから面白くないのかもね」
「………」
「ま…私達には直接関係ない隣の部署だから
どうってことないけどね」
麻里が鏡を見ながら髪を撫でつけていた
「そう…だよ…ね」
私はまっすぐ前を向いたまま言った
「でも遥とはよく話すんでしょ?」
「…うんそうかも…」
「そう…か!」
麻里は私に向かってニッコリ笑った
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