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誰もがしばらくは
自分の席で食事していたけど
そのうち
ビールやお酒を手に
テーブルを回りだす人が増えだした
「遥!行くわよ」
ビールを片手に持つ麻里
「え?」
野菜の煮物を口に入れようとしていた私は
麻里に腕を引っ張られて思わず
ポロッと箸から落としてしまった
「…ど…どこ行くの?麻里」
「いいから」
麻里に半ば引きづられるように
連れられて来たのは杉城課長のいるテーブル
『えー』
私は心の中で叫んだ
『松澤課長もいるじゃない』
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