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鏡に写る胸元に赤い華を見つけると、心臓がドクンと跳ねる。
とうとうこの日が来たんだと思い知らされた。
どれだけ洗ってもこれ以上は無理ってくらい隅々まで洗って、何期待してるんだろう? って呆れながらお風呂から上がった。
ピンク色のパジャマを着るか、着てきた服を着るか、迷いに迷っていると、ノックの音がした。
「はい」
「逆上せてないか?」
なかなか戻ってこないから心配して様子を見に来たのだろう。
「だ、大丈夫です」
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