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「あっ、あの!!」
最寄りの駅に着き、私が電車から降りると、誰かが私の後ろに続いて駆け下り、そして、手首を握られ引き留められた。
私は誰か確かめる為に、後ろを振り返る。
恐る恐る自分の手首を握っている相手の顔を見上げた。
「ぎょ、ぎょえ!!」
そこにいたのは、学ラン制服を着た男子高校生であった。
しかも、可愛い系イケメンだった。
いきなりの事で、私はびっくりし過ぎて大声を上げてしまった。
「あっ、えっと……好きです!つ、付き合ってください!!」
「……」
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