トラウマ

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そんなことはお見通しらしく、私の頭をひと撫でしてからスルリとベッドから抜け出す。 朝からなんてスマートな人。 動けない私とは正反対に、清々しい表情。 「動けないだろ? 何か持ってくるからそこにいて」 そう言い残してキッチンへ消えていった。 それにしても恥ずかしすぎる。 取り敢えず裸のままではいられないので、またパジャマを探して身に付けた。 そういえば、朝ごはん用にサラダは冷蔵庫に用意してあった事を思い出した。 .
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