第7話 決戦はバレンタイン

13/40
225人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
「うん、わかった、大丈夫だよ。じゃなくて、はい、大丈夫です」  やばいやばい。  仕事中は姉妹と言えど敬語を使いなさいってお姉ちゃんに注意されてるんだった。  ついタメ語でしゃべっちゃった。  でも、あれ?  お姉ちゃんもタメ語だったような? 「私はいないから、自由に秘書室に入ってコーヒーの準備を整えてくれて構わないから」 「はい」 「それじゃ……」  そのまま電話は切られた。  お姉ちゃん、なんだか覇気がなかった。  もしかして体調が悪いのかな?  心配になった。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!