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万が一永遠が勝手に部屋に入ったら、ありさが勘違いするかもしれない。
それだけは避けなければ……。
絶対に永遠のことだから俺に成りすますはず、ありさは信じるだろう。
ようやくいつものカフェの駐車場に車を止める。
仲良くお茶している永遠達家族がガラス張りの店内から手を振っていた。
「間に合った……」
しかし、この時本当は間に合っていなかったことを、俺も永遠達家族も知らなかった。
カフェのコーヒーの薫りに頬を緩めながら、永遠達の元に歩み寄る。
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