第三章 11話 神襲来

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その日から皆が黒猫の牙に泊まり込むようになった。 「だから、ダメだと言っているでしょう!」 そして今日もルナの怒声が響く。 「ちゃんとお風呂から上がったら髪を拭いてください!!面倒なら私が拭きますから!」 バスタオル片手にマオに近づき、バスタオルを広げる。 「全く、風邪を召されたらどうするのですか!」 バサリと、広げたバスタオルを髪にかけてやる。 優しく且丁寧に拭いてやるとマオが一言「これ誰の?」と呟いた。 「え?何故ですか?」 「いや、なんかこのバスタオル、ルナの匂いがする」 「そうですか?確かにこれは私が管理していますが」 「そうなんだ、だからか」
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